なんとなく同棲(笑)

ユキの独り暮しの部屋は、大きな駅が近くて通勤に便利なワンルーム。一方、私はユキの最寄駅から下り5駅ほど先のちょっと不便な駅からさらに徒歩20分強の実家暮らし。

仕事で遅くなる平日の何日かと週末は、ほぼユキの部屋に泊めてもらっていた私。
布団もひとつで良いし、二人とも割とコンパクトなので、窮屈ではなかった。

私がしばらく実家にいると、寂しそうなユキから毎晩電話が。「ネバヤがいないとよく眠れない~(泣)」ユキは寂しがり屋さんなのです。
「寂しい思いをさせてごめん。今日は泊まりにいくね」
こんな感じでだんだん泊まる頻度が増え、ほぼユキの部屋から会社に通うようになり、実家には週イチ猫の顔を見に帰る程度に…(笑)。

一緒にいるほうがすれ違いが少なく、ユキもご機嫌。そして通勤も便利だった。
しばらくして、私が転職し、勤務地が都内に決定。ユキに「ユキんちから通っていい?(笑)」ときくと、
「やった~!いいよ!いいよ!!」と二つ返事だったので、なんとなく同棲がはじまったのでした。
(というか、ユキの部屋に徐々に居候していっただけ…。)

なんじゃこりゃ。
いやーいつも適当な感じですみません…。

いつもユキと一緒にいられて、幸せ者のワタクシ。

でも、もう少ししたら広い部屋に引越ししたいな。

猫を拾って、膝にのせて暮らしたいにゃーー。

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03 その後のふたり

さて、着々とバカップルへの道を歩みはじめた我々カップル。

記念日にはペアリングやバングルを揃え(笑)、猛暑には引き蘢り、秋にはいっぱい散歩して、クリスマスはチキンとケーキとビール。

私は仕事柄(?)飲みに行くことも多かったが、「今日は会社の○○さんと○○さんと三人だよ」とか、「接待で○○で○時からだよ」とか、なるべく事前に報告するようにした。
ビアン関係の飲み会は、必ず二人で出席した。
ユキも私も、浮気するタイプではないし、お互い信頼し合っていた。

そのため、喧嘩はほとんどしなかった。
意見がすれ違うことはあったけれど、話し合うことで解決できた。
本来、喧嘩というものは、両方とも喧嘩する気じゃないと発生しないものだ。

ちょっとしたことでユキがヤキモチを焼いてスネテしまうこともあるが、(そう、ユキちゃんはとってもヤキモチヤキなのです。)私が菩薩のような目で見つめていれば、大事に至ることはない。

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02 初デート後…

さて、初デートを終えてからは、我々カップルは少しずつ歩み寄った。

ユキの独り暮ししている部屋は、私の会社の近くだったため、仕事で遅くなった日や週中はユキ宅へお泊り、週末はなるべく一緒に過ごした。

私はゆっくりユキを好きになっていったと思う。

もともとあまり外見にはこだわらないタイプだが、昔から「かわいいな」と思うタイプは、目が細い雰囲気のある女性、体つきはややぽっちゃりしていてタッパもある人。

それに比べ、ユキは吸い込まれそうに大きな瞳と、華奢な体つき。身長は私よりちょっぴり小さいくらい…と、あまり共通点はなかった。
正直、私はユキの大~きな目に慣れるまで少し時間がかかった。チャームポイントのはずなのに…(笑)皆、ユキのことをかわいい~★というから、私の彼女にしておくにはなんだか勿体ないような感覚が…要するに、無駄にモテ系だな…と。「せっかくの長所を活かせてなくない?」と、よく解らない罪悪感を持っていた。

でも、好きになったところもたくさんある。
何に対しても一生懸命、頑張って努力するところ。
焦ってバタバタ走るところ。
独自の世界観、突飛な表現方法。
私の仕事が忙しい時支えになってくれる。
ご飯をたくさん食べるところ。顔に似合わず毛が濃いところ。
笑った時の細い目、健康的な歯茎。少し膨らんだ頬。

何度もデートして、何度も飲みに行って、一緒に夜を過ごし、風邪を伝染し合い……いろんな話をして、思い出をつくり、3ヶ月ほどかけて私の中でユキは少しずつ大きくなっていったのでした。

それと共に、わけの解らない罪悪感はいつの間にかどこかに行ってしまった。

うぐっ!!なんか照れ臭いけど、つづく~

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01 初デートの巻

ユキとの初デートは今でもよく覚えてる。
私のオフ会関係の予定ばかりに付き合ってもらってたので、週末は時間を割いて、ユキが喜びそうな所(=若い子が好きそうな所)に連れてってあげたいな、と思っていた。

何しろ、私は年上好きだったので、いままで年下の恋人もいなかったし、親しい友人もいなかった。兄弟も上しかいないし。。。まあ要するに、年下のコが喜びそうなスポット情報の手持ちがなかったのだ。今思うと、ユキが年下ということにものすごくとらわれていた。無意識だけど、オネイサンぶりたかったのかな?

考えた結果、思いついたのは、デートスポット=ベタな所。
メールでユキにいくつか提案し、記念すべき初デートは「東京タワー」に決定(笑)。
今みたく映画とか小説で流行る前だったし、二人とも行ったことなかったから。

途中の駅で待ち合わせて、仲良く手をつないで移動した。
付き合ってから二人っきりで合うのがはじめてだったので、なんだか照れくさかった。
何をしゃべればいいのかわからなくって、「何か年下のコが喜ぶ話題を…!!」と頭の中でいろいろ考えていたのを覚えている。だって仕事の話とかしてもおもしろくないっしょ?

東京タワーではしゃぐユキとは対照的に、実は高いところがちょっと怖い私(笑)。
足元がガラス張りになっているところにしゃがみ込んで、はるか下を楽しそうに覗くユキに、
私は遠くから「す…すごいね!!」と声をかけたりしていた。
でも、観光客らしき小学生も全然平気でガラスに乗っていたので、心の中で「おお…すごいぞ、小学生!!」とひそかに尊敬したりしていた。割れないってわかってても、なんかおっかない。

おみやげを選んだりしているうちに雨が降り出したので、しかたなく施設内の店で食事を済ませた。
もっとおいしいところに連れてってあげるべきであった。。。と眉間に皺ができた私をみて、「なんか怒ってる?」と心配そうなユキ。そうそう、私はすぐ顔に出るのだ。
「もっとおいしいところに連れてってあげたかったなーと思ってただけだよ」といったら、「こういうほうが思い出に残って面白いよ!」と、笑顔でフォローしてくれた。ありがとう、ユキ。

たしかこの後は、雨がやんだので、品川に移動してぶらぶらしたあと飲んでいた気がする。その後は、夜からオフ会のメンバーとまた新宿で飲んだんだっけ?。。。なんか飲んでばっかりだな。

ユキのことを少しずつ解ってきたような気がする。
そんな感じで初デートは終わったのでした。

つづく〜

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馴れ初め-5

花見の待ち合わせ場所に着いた寝不足の我々。
当事、副幹事をしてくれてたFちゃんがシートなどを持ってやってきた。
先にメールで知らせていたんだけど、「ユキちゃんと付き合うことになった」とあらためて報告。

Fちゃんは「今日参加するメンバーにはしばらく内緒にしておけば?」とアドバイスしてくれた。
後からわかったことだが、すぐ別れちゃうかも知れないからまだ報告せずにおけば?というのと(笑)、私のことをひそかに気に入ってくれてるコに対する配慮だった。
Fちゃんは自称女心がよくわかるビアンなので、私が鈍感なのを心配し、いつもアドバイスをくれるのだ。
「いや、みんなに私の彼女としてきちんと紹介する!」と、言い出したら聞かない私(笑)
だってユキをオミソにしたくなかったし、友達に対しても嘘や隠し事は極力したくなかったんだもん。

こうして花見がはじまり、皆に祝福してもらい、正しく酔っ払ったあと2グループに別れて飲み直した。
どうして付き合うことになったの?と聞かれ、「実は酔っててよく覚えてないんだ…」と正直に告白すると、「ネバヤちゃん最低〜!!」と非難轟々。そりゃそうだ(笑)
うーん反省…!これから先、ユキに誠意を持った行動で返していこう、とまたしても酔っ払いながら決意した。途中でユキとは別行動になり、その日は別々に帰ったのでした。

いやあ〜怒涛の2日間でした。
とりあえず「出会いから付き合うまで」はこれにて終了!

「付き合いはじめ」につづく〜

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馴れ初め-4

さてさて、3回しか会ったことないのに、よくわからない(?)いきさつで急遽付き合うことになった我々。

終電おわってたのかな?その日はずうずうしくもユキの部屋に泊めてもらうことに。
酔っ払いのワタクシは、部屋につくなりふとんに倒れてグーグー…。

明け方目を覚ますと、遠慮してふとんに入らず、直接床に横たわるユキを発見!!!
ハッ!ここはどこだ!?そうか…酔っ払って…そうだ!このコの恋人になったんだった!!
「ご…ごめん!寒かったでしょ!!ふとんに入っておいで!!」とユキを抱きしめて眠ったような記憶が朧げにあります。緊張してたんだね…気をつかわせちゃってゴメンね…(/_;)★

ユキも緊張しただろうけど、私のほうも急な展開にパニクっていた。
とりあえずユキに「なんだか急に付き合うことになっちゃったけど、お互いのペースでゆっくり相手のことを理解して、焦らずに気持ちを育てて行きたいと思ってる」と、正直な気持ちを伝えた。

動揺してる間もなく次の日ビアンメンバー花見の予定があったので、とりあえず支度して二人で新宿御苑へ向かう。何人かで場所取りをする予定だったのだ。

つづく〜

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馴れ初め-3

さてさて、都内でのオフを月イチで開いていた私だが、遠いし終電も早く、ゆっくり飲めないのが不満だった。仕事帰りに地元でサクッと飲める気軽なビアン友達が欲しかった。

ということで、兼ねてから温めていた地元ビアンオフを開催することにした。
以前からのメンバーの中で「遠くてもいいから行く」と参加希望してくれてた人が、「ユキちゃんにまた会いたいから呼んで」と頼んで来たので、「悪さしちゃだめだぞ」と条件のもと、ユキも誘うことに。そう、ユキはもてるのです(笑)

その地元オフの次の日に、オフで知り合ったビアンメンバー有志で花見をする予定だったので、とりあえず花見にも来れたらおいで、と誘っておいた。

んで、地元オフ。メンバーは私とユキを含めて6名くらいだったかな?
初参加のコの中に、雰囲気のいい年の近い女の子がいたので、ちょっとワクワクする私。
ユキそっちのけで軽くモーションをかけていました(笑)。相手もまんざらではない様子。

終電が近づき、ひとりぬけ、ふたりぬけ・・・二次会に流れ、最終的には私とユキが残ってしまった。
もう完全に酔っぱらっている二人。

(こっからは私酔っぱらってて記憶が曖昧なので、後日ユキから聞いた話である。我ながらヒドイ!)

(ネバヤ)「ユキちゃん、私のこと好きやろ〜」(もう酔ってベロベロ)
(ユ キ)「好きですよー」
(ネバヤ)「えっ!!うそ!!好きなん!???」(超びっくり!シャキッとしたふりしてるが絶対ベロベロ)
(ユ キ)「・・・・・・・・・・」(気まずくって、そっぽをむいた)(らしい)
(ネバヤ)「じゃあ〜、付きあおっか!!!」(なんじゃそりゃ!!)

こんな感じで、居酒屋でフォーストキッスをかましたらしい。(もちろん覚えていません。)

これは我ながらヒドイ!!!!!完全に酔った勢いで付き合っています。

でもね、ちょっとフォローさせてください。。。
今はとっても幸せで、好き合っている恋人同士なんです。
恋のはじまりなんて重要じゃないの。きっかけより中身っしょ!(?)

んでそのあと、やっと「手をつないで」(笑)帰り、ユキの部屋に泊めてもらった。
次の日は花見。。。

つづくーー

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馴れ初め-2

そんな感じでファーストコンタクトをとった我々ですが、二回目に会ったのはオフから1〜2週間経った(うろ覚え)ある土曜日。

休日出勤していた私ネバヤは、昼ご飯を食べながら今夜一緒に飲める友達を物色していました。

う〜ん…ノンケよりビアン友達と飲みたいけど、仕事帰りだし都内まで出ずに近場でサクッと飲みたい気分…。携帯をカチカチしていると、ユキの連絡先が目に留まった。
「お〜このコ確か地元っていってたな!」という訳で、早速メール。

「この間のオフで会ったネバヤだけど、もし今夜あいてるなら飲まない?」みたいな内容。
すぐに返信がきて、「はい、大丈夫です、行きます」とのこと。

わーい、楽しみ〜と思いつつ、ユキがまだ学生のフェムだという事を思い出し、
「私、狙ってると思われて怖がられてたりしないかな…」と少し心配に…。なにしろ私はよくタチっぽいと言われるし、パッと見は強引そうだし、目付きもあまり良くないのだ。

「あ、心配なら誰か誘おうか?〇〇ちゃんとか」と提案したが、「お任せしますけど別に二人でも大丈夫ですよ〜」的な返信があったので安心。

仕事が終わってから待ち合わせて、二人で居酒屋へ。
その日はユキが苦手だったビールを「喉で飲む!」とか言って飲ませながら、いろんな話をした。

仲良くなって気を良くした私は、軽い気持ちで「手つないで帰ろうか〜」みたいな発言を何の気なしにしたのですが、ユキがあわてて「私そういうことしないんです。。。」と申し訳なさそうに拒否。
ビアンとは、酔っぱらうと友達とスキンシップしたくなるものなのです。(笑。わたしだけか?)
オフの帰りなんか、たいてい色んな奴と肩組んだり腕組んだりして帰るもんだから、つい……。
下心があった訳じゃないんだけど、気安かったかな? と酔っぱらいなりに反省。

この時点で、後にこのコと付き合うようになるなんて予想していなかった。
私は自分に合うのは同世代〜年上の社会人の女性だと思っていたし、ユキは学生さんだし。。。

二人とも自覚はないが、後から考えると、これが付き合う前にした唯一のデートだったのでした。

つづくーー

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馴れ初め-1

出会ったのは、ワタクシ ネバヤ(当時28)が月イチで開催していた某オフ会。

その頃 私は、仕事が忙しかった上、当時の恋人との別れもあり、「もう当分恋人はいらぬ!!恋愛対象じゃないガツガツしてないビアンの飲み友達が欲しい!!」と、ビアンサイトでメンバー募集して、都内で月に一度くらい飲んだくれビアンが集まるオフ会を開催していたのでした。

メンバーにも数々の出会いを提供し、数組のカップルを生んだオフ会。
その初回開催から半年ほど経った頃、エントリーしたコの友人として急遽当日参加することになったユキ(当時21)。
そうそう、この頃ユキはまだ大学生だったのだ、ギャー!ビックリ!!!

最初の印象は、あんまり覚えていません。
なんたって、私は仕事が延びてしまい、幹事のくせに遅刻参加したうえ徹夜明けだったのだ。
皆と騒いだ後、ビール飲んだら酔っぱらって、ユキには目もくれずウトウト。。。。ダメ幹事だなあ。

一次会が終わり、イベントに流れる組と終電で帰る組に別れたとき、帰りの電車が同じだったので、ユキと一緒に帰ったのだ。帰り道、ユキに全く興味を示さない私の態度に安心したらしい。。。。

あとで聞いた話だけど、ユキは以前違うオフに参加したとき、タチさんから結構な数のオファーを受けて動揺したそうだ。私のオフでも連絡先を聞かれたりしていたみたい。

「ビールはあまり好きじゃないんです」というユキに、「飲み方が悪いんだよ!!舌じゃなく喉で飲まないと!!」と力説する酔っ払いのワタシ。(当時ユキはビールが飲めなかったのだ!今は大好物になってるけど。)
じゃあ今度おいしいビールの飲み方教えたるよ!!みたいな口約束をして別れたのでした。

つづくー

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